福岡市博多区のJR博多駅周辺で問題になった風俗業スカウトの排除を徹底するため、博多署やJR九州、KITTE博多など九つの企業や団体などが6日、官民合同でのパトロールや啓発活動に連携して取り組むことを確認した。
今春以降、県警に寄せられる駅周辺での風俗業への勧誘に関する通報や相談が急増。
署が夏からグループの一斉摘発に乗り出したことで、駅周辺からスカウトの姿は消えたとされる。
6日、JR博多シティで各組織の代表者が出席した「行動宣言式」があり、JR九州の中野幹子博多駅長は、「駅利用者から不安の声が度々寄せられていた。安全に駅を利用してもらえるようにしたい」。
博多署の大森浩明署長は「各企業と協力し、違法なスカウト行為が再び行われないようにしたい」と話した。
出席者は式終了後、駅博多口で啓発チラシを配った。