性風俗店で働くよう勧誘したとして、愛知県警は五日、職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで、名古屋市を拠点に風俗店を運営する「ブルーグループ」の実質的経営者の佐藤義徳容疑者(64)ら三人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
ブルーグループは特定抗争指定暴力団六代目山口組の中核組織「弘道会」の有力な資金源とみられ、県警は実態解明を進める。
捜査関係者によると、三人は共謀して、松山市内の店舗型性風俗店で働く女性をスカウトを通じて募集し、昨年十一月から十二月にかけて、同店で十八歳と十九歳の女性二人に店で働くよう勧誘したとされる。